訪問鍼灸マッサージを行っている中で、
実に多くのご高齢者が訴えられる「足のしびれ」
長年の悩みから、皆さん口にされるのが
「こんなしびれくらいしょうがない。」
「これくらい我慢出来る。我慢しないと。」
という諦めの言葉。
しかし、本当にそうでしょうか?
しびれ(神経痛)にはマッサージはもちろんですが、鍼灸治療がとても良く効きます。
ご自宅で受けられる訪問鍼灸マッサージで、痛みやしびれを抱え、徐々に思うように動けなくなっていく不安やストレスに怯える生活からあなたも抜け出しませんか?
もくじ
1)保存療法
2)手術療法
3.坐骨神経痛への鍼灸治療
4.坐骨神経の原因
5.坐骨神経痛の本当の原因は?
1)姿勢による腰部への過度な負担
2)内臓下垂
3)下肢循環量の減少
1)原因を判断する
2)身体の説明
3)訪問マッサージ
坐骨神経痛って何??
坐骨神経は人体の中で最も太い神経であり、腰からお尻、太ももの後ろ側を通り、枝分かれしながら足先までつながっています。下半身のこの坐骨神経の通る道沿いに、特にお尻や太ももの後ろ側に痛みが出現する事を「坐骨神経痛」と呼びます。
坐骨神経痛はあくまで症状です。
坐骨神経痛を引き起こす原因となる疾患
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰椎すべり症など
様々ある為、まずはレントゲンやMRIを受診されることをおすすめします。
坐骨神経痛の治療法には「保存療法」と「手術療法」があります。
1)保存療法
2)手術療法
多くの場合、まずは手術以外の保存療法(症状を和らげるための対症療法)から始め、それでも症状が改善されず痛みがコントロールできない場合や、排尿・排便障害などが現れた場合には手術療法が検討されます。
手術が検討されるのは、坐骨神経痛に対してというよりも、上記の坐骨神経痛の原因となる疾患(脊柱管狭窄症・ヘルニア・腰椎すべり症など)に対して行うことになります。
長年、しびれや痛みで悩まれていらっしゃると、いずれかの保存療法を試されていらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、訪問鍼灸マッサージを行っていると、痛みやしびれのわずらわしさから少しでも良くなりたいと、一生懸命に治療や服薬されていらっしゃるにも関わらず、なかなか変化が出ず、悩みが改善されない方が多いように思います。
「様々な治療を試してみたが症状が改善しない」
「せっかく手術を受けたのにしびれが治りきらない」
「なるべくであれば手術は受けずに改善したい」
「高齢の為、手術が受けられない」
そんな方はぜひ怖がらずに鍼灸治療を受けてみて下さい。坐骨神経痛の症状に対して鍼灸治療はとても効果的です。
鍼治療は皮膚をやぶり、坐骨神経を絞扼し痛みやしびれを起こしている体の中・深部に直接刺激を加えることが出来るからです。
一般的に多くは背骨の腰の部分に存在する腰椎に異常が生じることで、坐骨神経が刺激を受けたり圧迫されたりすることで発生します。
若い世代は腰椎椎間板ヘルニアと梨状筋症候群、高齢者は腰部脊柱管狭窄と腰椎椎間板ヘルニアなどの疾患が原因になることが多いです。
腰部脊柱管狭窄症のほとんどの原因は加齢で、発症者は50歳以上に多くなります。腰椎椎間板ヘルニアは重労働やスポーツ、長時間のデスクワークによって腰に負担がかかることなどが主な原因となります。
長年、訪問鍼灸マッサージを行い、坐骨神経痛でお悩みの多くの方々の施術をし、たくさんの痛みやしびれを抱えた体を隅々まで診させて頂いた経験から、坐骨神経痛で悩まれている方には3つの共通した体の特徴があり、ほたる鍼灸マッサージではその3つの特徴を踏まえ、改善していく事で痛みやしびれのない生活へつなげていきます。
ほたる鍼灸マッサージの考える、坐骨神経痛改善の3つのポイント
姿勢の大切さは一般的にもよく言われている事ですが、ほたる鍼灸マッサージでは坐骨神経痛でお困りの方の姿勢を診る際、特に胸郭・股関節・距骨下関節に留意します。
距骨下関節のみが原因の場合は、かかとの骨の位置を修正するだけでほとんどのしびれは改善されます。しかし、多くは胸郭・股関節・距骨下関節の連動性が重要となってきます。
年齢とともに腹筋・腸腰筋は脆弱化します。そうすることで胸郭は落ち込み・股関節の可動域は減少。すると、足元(距骨下関節)のバランスも崩れ、さらに全体のバランス・連動性が大きく崩れることとなり、腰部への過度な負担と繋がるのです。
内臓が下垂すると、それだけで腰部・臀部の筋肉が緊張状態になってしまいます。
内臓下垂の改善に、重要になってくるのが「横隔膜」です。
腹部にある内臓は横隔膜にぶら下がっているような状態にある為、筋肉である横隔膜の動きが少なくなり脆弱化してしまうと、徐々に内臓の重さにより下方に引っ張られ、全体的に内臓が下垂してしまいます。
こうして下垂してしまった内臓を支える為に、過度に腰部・臀部の筋肉が働いて、内臓を支えようとするのです。腰部・臀部の筋肉が常に過緊張にあることから、神経の圧迫を強め、坐骨神経痛の、症状へ繋がるのです。
脊柱管狭窄症・腰部ヘルニア・すべり症を長期間患っており、しびれが1年以上続いている方に多いケースです。
血液は、ご存知の通り、心臓から送り出されて全身を巡ります。しかし、脊柱管狭窄症・腰部ヘルニア・すべり症などを患っていると、腰から足先までの循環が阻害されます。血液が十分に足先まで行き渡っていないと、組織は酸欠になってしまいます。足が常に酸欠状態にあるため、足先にしびれが出てしまうのです。
このケースの方の場合、仰向けで両足を持ち上げた際、しびれている側の足が非常に重いのが特徴です。
特にひどい方の場合、しびれている側の足が極端に冷えています。
このケースでは、完全にしびれがなくなるには時間が掛かります。
ここが大事!
ほたる鍼灸マッサージでは「内臓-体性反射」というものを用いたマッサージを行ないます。
そうすることで、内臓の働きを助け、ホルモンバランスさえコントロールすることがあります。
皆さんの良く知っている筋肉を揉むマッサージでは考えられないかもしれませんが、内臓下垂や内臓機能の落ち込みからくる全身循環の低下などもほたる鍼灸マッサージでは改善していけるのです。
そして、鍼灸治療の効果の本質ともいえるのが「向ホメオスタシス効果」です。
鍼灸治療には、生体を最も望ましい状況に誘う力があるということが明らかにされています。
1)原因を判断する
坐骨神経痛でも下肢などの患部だけに目を置かず、全体の治療を行なっていくことでバランスが整い、
・どこで坐骨神経が圧迫されているか?
・なぜ坐骨神経が圧迫されてしまうのか?
・姿勢はどうなっているか?
・どこの筋肉が弱くなっているか?
・どこの筋肉の柔軟性が低下しているか?
・動きの少ない関節はどこか?
・鍼灸を行った方が痛みの緩和は早いか?
など体全体のバランスを見て、多角的な目線で坐骨神経痛の原因を見定め、施術を行います。
加えて、手術の影響、病気との関係性、日常生活動作など、訪問マッサージが対象の方の場合、複合した問題があります。ご本人の既往歴をお伺いした後、全身状態をしっかりと把握し、坐骨神経痛の原因を探ります。
2) 身体の説明
当院の施術に対する考え方は「坐骨神経痛の原因となっている基を改善していく」です。その為、1回毎にどのくらい痛みが緩和したか?に関しては、あまり重要視していません。1回毎ではなく、1か月後、2か月後、3か月後に施術前の痛みやしびれなどの症状がどの程度か?を重要視しています。
それをご理解して頂くため、ご本人・ご家族にはしっかりと説明をさせて頂いています。
3) 訪問マッサージ
当院では、坐骨神経痛の悩みの改善を目的とした方には、週に2~3回訪問マッサージを行います。その時だけの気持ち良さではなく、最終的には「痛みがなく、快適に日常生活が送れること」を目標に訪問しております。
「こんなしびれ(痛み)くらい〜」と思っていても、体の不調はそれだけで気持ちを暗くしてしまうものです。良くなろうとすることを諦めてしまうことは「あなたらしく」あろうとすることを諦めてしまうことではないでしょうか?
ほたる鍼灸マッサージとご一緒に、「あなたらしさ」を大切に、体の健康・心の健康へ近づきましょう。
「あなたらしさ」を取り戻し、介護・老後社会から日本を元気に|品川区・港区・大田区・目黒区・渋谷区で活躍している訪問マッサージ・訪問鍼灸の【ほたる鍼灸マッサージ】