パーキンソン病・Aさんとの出会い

4年前、パーキンソン病で苦しんでいるAさんという方がいらっしゃいました。Aさんは息子さんと住われていらっしゃいましたが、息子さんはお仕事が忙しく、Aさんはほぼ一人暮らしのような状態。トイレに行くだけでも30分は掛かり、その間に漏れてしまう。私達(わたし)が初めて訪問マッサージに伺った際も、転倒され、床に横になっている状態でした。それでも私達(わたし)に気を遣わせないよう、笑顔で気丈に振る舞うAさん。そんな中、「このままの生活を続けて行くのは難しい。施設に入ってもらおう。」と息子さんが決断を下します。Aさんと別れの時…Aさんはそれまで決して漏らすことのなかった本心を口にされました。

 

「本当は施設に入りたくない。このまま自分の家にいたい。。。」

 

しかし私達はどうすることも出来ず、Aさんはそのまま施設にご入所されました。

 

ご気分を害された方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ございません。

 

しかし、この出来事は私達の心にとても大きな衝撃と同時にショックを与えました。今でも思い出す度に胸が締め付けられ苦しくなります。

 

この出来事をきっかけに、

 

「訪問鍼灸マッサージ、私達ほたる鍼灸マッサージが、パーキンソン病で苦しんで困っていらっしゃる方の為に、何が出来るのか?」

 

「今までと同じ在り方・技術・考えではダメだ。」

 

と強く苦悶しました。

 

 

 

 

 

もくじ

 

1.パーキンソン病の現状

2.自宅でご自身で出来る一般的なリハビリ


3.知っておくべき3つの体の問題点

1)後頭下関節のズレ・歪み

2)自律神経の常時興奮

3)腸内環境の悪化


4.実際に施術を受けた患者様の声


5.ほたる鍼灸マッサージでは

 

 

1.パーキンソン病の現状

パーキンソン病の特徴的な症状は、

 

静止時振戦(せいしじしんせん)

無動(むどう)

筋固縮(きんこしゅく)

姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)

 

です。そして、よくご存知だとは承知しておりますが、パーキンソン病を治す治療薬は存在せず、症状の緩和の為のお薬を飲み、騙し騙し症状を抑え、日常生活を送るしかありません。

 

 

 

2.自宅でご自身で出来る一般的なリハビリ

 

そんな中、すでに様々なリハビリテーションや補完代替療法などを試されていらっしゃる方がほとんどだと思います。一例に、パーキンソン病に対する一般的なリハビリテーションには以下のようなものがあります。

 

 1.ノルディック・ウォーキング

 

 

 

 2.音楽を聴きながら歩行

 

 

 3.目標線の上を歩く

パーキンソン病の方は、障害物や目印を踏み越えることが得意です。(視覚野はパーキンソン病のドーパミン不足による影響を受けない経路であるため)

平地ではうまく歩けないのに、階段は昇れるという特異な現象もこれで説明がつきます。

平地でも、床に等間隔にテープを貼ると、上手に歩けるようになる人がたくさんいます。(約半数程度)

そこで提案したいのが、「等間隔テープ貼り付けリハビリ」です。

床に等間隔にテープを貼って、横断歩道に似た道を作るというものです。間隔は人それぞれ、30~40cmぐらいでご本人が実際に歩きやすい間隔がよいと思われます。

まずは、トイレからベッドの行く道などに横断歩道を作り、効果が実感できるようなら、ほかの経路にも横断歩道を増設するのがおすすめです。

 

 

 しかし、パーキンソン病に対するリハビリテーションの主な目的は「症状を軽減する事」「症状の進行を遅らせる事」です。

これだけでは問題の先送り。実際、それでは不十分です。

 

パーキンソン病の予後はさまざまですが、症状は少しずつ進行していくとされています。

 

 日々大きくなるご本人やご家族の将来への不安・日常生活への不安

 

・「このまま、外に出掛けられなくなるんじゃないか?」

・「体が思うように動かなくなってきている…」

・「足が思うように前に出ない!」

・「ふるえがひどくて寝ることすら出来ない…」

・「パーキンソン病の母が、だんだんと歩行が困難になってきたため、マッサージで少しでも進行を遅く出来ないか…」

・「こんなに動けなくなってきていたら、介護をしきれなくなる」

・「せめて自宅の中だけでも1人で動いてくれたら…」

 

そんな不安を少しでも解決の方向に導けたらと考えています。

 

 

3.知っておくべき3つの体の問題点

Aさんとの出来事を含め、多くのパーキンソン病でお困りの方の体を診させて頂きました。

その中で、パーキンソン病で苦しまれていらっしゃる方々には総じて知っておくべき3つの体の問題点があります。

 

ほたる鍼灸マッサージが行うパーキンソン病に対する施術では以下の特徴的な問題点を含め、マッサージ・機能訓練を行います。

 

 

 1.後頭下関節のズレ・歪み

パーキンソン病の方の場合、例外なく首と頭の筋肉が固くなっています。では、そこをマッサージすれば良くなる?いいえ、残念ですが、それでは変わりません。

固くなっている筋肉の奥には骨があり、さらにその奥にはパーキンソン病特有の病変部位、中脳が存在します。頚椎と後頭骨の関節がズレていると、その周辺の組織の循環は自ずと低下してしまいます。

首・頭の筋肉の固さを取るだけではなく、さらに後頭下関節の調整を行うことで、パーキンソン病へ働きかけます。

 

 

 

 2.自律神経の常時興奮

パーキンソン病の方のほとんどが常に交感神経が優位になっています。体が常に興奮状態にあるため、様々な弊害が出てきます。副交感神経をしっかりと働くようにし、体全体が休まる時間を作る必要があります。

ただマッサージをして気持ち良さからリラックスを促すのではなく、頭部の調整や内臓-体性反射を用いた腹部の調整を行い、神経バランスの調整を行います。

 

 

 3.腸内環境の悪化

パーキンソン病は原因不明の病気です。中脳の黒質が変性してしまうのが原因ですが、なぜ変性してしまうのか?それはまだ解明されていません。ただ、多くの方々を診させて頂き、共通することは腸の働きが極端に少ないという事です。「お通じが出るから私は違う!」ではありません。お通じは出ていても、腸の中の環境が良くないのです。腸は第二の脳と呼ばれており、ホルモン分泌や神経系・免疫系の働きにも大きく関与しています。腸内環境の悪さが脳に影響を与え、パーキンソン病の原因となる一端になっているのではないかと考えます。
 

 

4.患者様のお声

 

 

 

 

 

5.ほたる鍼灸マッサージでは

 

 1.原因を判断する

パーキンソン病でも患部や体の一部だけに目を置かず、全体の治療を行なっていくことでバランスが整い

 

首の関節のズレはどうか?

神経バランスはどうなっているか?

どの症状から着手することで、生活が安定しやすいか?

枕の高さは適切か?

 

など体全体のバランスを見て、多角的な目線で症状や生活のわずらわしさの原因を見定め、施術を行います。

加えて、手術の影響、病気との関係性、日常生活動作など、訪問鍼灸マッサージが対象の方の場合、複合した問題があります。ご本人の既往歴をお伺いした後、全身状態をしっかりと把握し、体の不調の原因を探ります。

 

 2.身体の説明

 

当院の施術に対する考え方は、ただ気持ちの良いだけのマッサージ・鍼灸ではありません。そのため、1回毎にどの程度体の不調が減ったか?に関しては、あまり重要視しておりません。1回毎その場だけの改善ではなく、1か月後・2か月後・3か月後と体全体がどんどんと良くなっていくことを実感してください。

それは悩みの根本を改善していくほたる鍼灸マッサージのこだわりです。

それをご理解頂くため、ご本人、ご家族にしっかりと説明をさせて頂きます。

 

 3.訪問マッサージ

当院では、パーキンソン病による生活の悩みの改善を目的とした方には、週に2~3回訪問マッサージを行います。その時だけの気持ち良さではなく、最終的には「不安がなく、安心して日常生活が送れること」を目標に訪問しております。

 

 

 

 

6.最後に

 

パーキンソン病は2~3年で細胞が変性してしまう病気だと言われています。ですが、もう3年以上経っているから…と諦めずに、ほたる鍼灸マッサージに苦しい日常の支えにならせてもらえませんか?

すぐに症状が良くなる!ということは、残念ながらありませんが、体の変化と共に、気持ちの変化・生活の変化を一緒に作らせて頂けたら嬉しいです。もうつらい顔は見たくない。ほたる鍼灸マッサージは今よりも笑って過ごせるように、考えに考えて、日々、あなたの地域を訪問させて頂いています。

 

 

「あなたらしさ」を取り戻し、

介護・老後社会から日本を元気にする 

 

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